top of page
GRAY BOX TESTING  by イリグチケンタ

概要

 

テーマ「HIKE」

僕はこれまで「目に見えない物をどう可視化するか」をコンセプトに作品制作を続けてまいりました。

 

今回の制作にあたって、テーマに掲げたハイクはハイキングの語源になった言葉です。そもそもハイキングは山だけでなく、大きな公園や林道を歩く事でもあります。ある意味明確な定義が無いとも言えます。

 

昨年から自分自身、登山をする事が増え、様々な山に登った際に多くの自然の恩恵を受けました。中でも今回の裏テーマである「苔」は本当に興奮しました。今回の苔をどの様に表現するかを今回はグリッターという光に呼応してヒカリを放つ素材を用いて表現しました。

 

僕自身、都会で育った事もあり幼少期に自然があまり身近でなかったので最近の過ごし方では自然を無意識に求めていました。

 

土、風、苔、木、草、自然が生み出す様々な力を目の当たりにし多く得たインプットをアウトプットする場が欲しいと考え今回の制作に至りました。これまで写真を用いたグラフィックデザインという技法から実際に様々なテクスチャーを用いてイメージを具現化する方法へと昇華し今日に起る様々な事象を表現しました。

 

僕が考える「HIKE」は過酷なものではなく別の感情で捉えています。登山というと頂上の景色を目掛けて登る方もいらっしゃいますが僕の登山のコンセプトとして「Hiking for Beer」を掲げていて、文字通り「ビールの為にハイキングをする」登りは景色や自然を堪能して下山後に山近くのお店でビールを美味しく飲む事をそもそもの目的として登山を始めたのでそういった違った楽しみ方をこの作品を通して感じてもらえたら嬉しいです。

 

Zine

この作品のコンセプトブックであり、リファレンスを集めた情報収集の本でもあります。山一つで様々な現象が起き、人々の生活にどれほどの影響を与えているのか、山の持つ「パワー」をこの一冊には1年間おおよそ12ヶ月の「12」ページで作成しました。

 

写真

僕が撮り溜めた様々な山の写真や、古本から切り取りコラージュした作品などをあえて写真の印刷現像方法で作りました。どの山にも必ずある「苔」を再現したくてアクリル絵の具のグリッターで苔を表現しました。色のベースはYMOの音楽をコンセプトにレイアウトしています。僕は音が色に見えるので今回はYMOの作り出すテクノミュージックや機会音、を参考にして作品を作りました。

 

バンダナ

これはよくハイキングする時に多くの登山者の方とすれ違う時に挨拶をするのですが、たまに会うバンダナを巻いた登山者の方をみてそこからインスピレーションを受けて、いつもハイキングのテーマにしている「Hiking for Beer」をリフレクタープリントでプリントしました。

 

Tシャツ

この二つの作品のコンセプトは「hiking Technical stuff」

真っ白なTシャツには山が持つ技術的な働きをコラージュしたギアで表現し、火山をイメージした炭色のTシャツには技術的な要素を火山の噴火までの動き方を印刷しました。働きと要素というキーワードを最も簡単にアウトプットできたのがTシャツでした。

 

ポストカード

この55枚のポストカードは「55日間の山の景観」という作品で、これまで撮影してきた様々な山のアウトラインをプリントし、雨、雪、乾燥、火災、自然が引き起こす様々な現象をジェルネイル、アクリル、スプレー、グリッターなどを用いて表現しました。山のライン構成は3種類あり、複数枚並べると様々な尾根が完成します。

 

GRAY BOX TESTING by イリグチケンタ

¥16,500価格
消費税込み
数量
在庫なし
  • こちらの商品につきましては、システム上送料無料の表示になっておりますが、着払いとなりますので予めご了承頂きますようお願いいたします。

関連商品

bottom of page