木村了子の描き出す『多情仏心』なイケメンたちの誘惑 京都で開催
美術家・木村了子による個展 『多情仏心』は開催から約1ヶ月が経ち、残りの期間を1ヶ月と迫った。3月10日より約2ヶ月間の間、木村了子の生まれ故郷である、京都の京都場で個展が開催されている。
美術家・木村了子
多情仏心なイケメンたち。
本展は私の生まれ故郷である京都での初の個展となります。京都ではおなじみの「仏さま」を、とびきりのイケメンで描いた新作を発表いたします。タイトルの「多情仏心」は「多情で移り気だが、人情に厚く無慈悲なことができない」とあります。気まぐれに私たちを誘惑し、その魅力で虜にさせ、さらに情に厚いなんて….。そんな無敵のイケメン仏を心を込めて描きました。慈愛に満ち、ちょっぴり刺激的な作品をぜひご覧ください。
木村了子「多情仏心」
京都場 / Kyoto Japan
2018年 3月10日 - 5月6日
Open 12:00-19:00 月曜休
京都市中京区西ノ京南聖町6-5
(三条通千本東入ル二筋目上ル)地下鉄・JR二条駅より徒歩5分
新規:5月5日、トーク情報
第8弾アート講座
女が男を描くということ〜男体盛りから仏画まで
画家・木村了子
日時5月5日19:00~20:30 参加費無料
木村了子(きむら・りょうこ)
現代東洋の美しい男性(イケメン)をモチーフとした屏風絵や掛軸などの絵画作品を発表。伝統的な日本画の技法や絵画のスタイルを継承しつつ、異性であり愛の対象である「男性」を時にはエロティックに、時にはコミカルに様々なテーマで描き出す。王子様や人魚、ターザンやカウボーイなどファンタジックな男性像が織り成す作品郡は、過去と現在、和と洋が絶妙に交差する独特の画風を形成。絵画制作ほかフィギュア作品や九谷焼制作、映画美術への参加など、幅広い分野で活動。
RYOKO KIMURA
Ryoko Kimura was born in Kyoto, Japan.Ryōko Kimura. Ryōko Kimura is a painter with wide-ranging knowledge and interest in Japan’s pictorial heritage, including Chinese-style landscapes, Zen Buddhist ink portraiture, and Ukiyo-e paintings and woodblock prints. At the same time, her works are unmistakably contemporary due to Kimura’s subject matter of choice, namely beautiful males, especially the movie idol and pop singer types commonly reproduced in Japanese teen girl magazines. Her work recalls the Edo-period Ukiyo-e pictorial tradition, with its obsessive focus on beautiful female entertainers, courtesans, and other paragons of womanly beauty, which she substitutes with images of beautiful young males placed in fantastic settings. Kimura also inserts humor into her work, rendering her male subjects in a cartoonish manga-style, and placing them in exaggerated poses, allowing her paintings to fluctuate between the erotic and the comic.