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60(rokujuu) ひびのこづえ展 "人に本当の服を着せる事"

60(rokujuu) ひびのこづえ展

コスチューム・アーティストのひびのこづえによる展示、60(rokujuu) ひびのこづえ展が千葉県の市原湖畔美術館で4月6日より開催されている。

本展では、コスチューム・アーティストひびのこづえの作品を、新作を含め約 50点が展示される。彼女が手がけた服の数々が市原湖畔美術館のユニークな展示空間全体にひとつの大きなインスタレーションとなるように展示され、鑑賞者は、服を見ながら着る感覚も体験することができる。 本展の目玉は、会期中に開催されるパフォーマンスプログラムだ。展示室内が劇場に変わり、彼女が制作した衣装を身にまとったダンサー によるパフォーマンス公演が全 10 回行われる。

ひびのこづえ

2018 年 4 月に、” 還暦 ” と呼ばれる年齢を迎えることになった。 30 代直前でこの仕事をスタートしたときから、クリエーターとして常に年齢の限界に怯えながらいた。 30 代の私なら 60 代の私を ” 時代遅れ ” と馬鹿にしていただろう。 でも私は 60 代直前でやりたいことを見つけた。 それは人に本当の服を着せる事だった。

パフォーマンスプログラム について

本展では、ひびのこづえのてがけた衣 装を身にまとったダンサーたちによる全 10 回のパフォーマンス公演が行われる。

「 FLY、FLY、FLY 」(本展のための新作)

日時:4/21(土), 4/22(日), 5/12(土), 5/13(日)いずれも15:00~

パフォーマー:島地保武

家族、人生、生命の循環を、渡り鳥である白鳥のイメージに重ねた新作。ドイツ のフォーサイス・カンパニーで活躍し、長い手足を巧みに用いた美しく不思議な 動きで観客を魅了してきた島地保武。本作のために川瀬浩介が書下ろしたロマン ティックな曲とともに、ありふれた日常の風景から生命の神秘、クライマックスで は市原の湖畔に舞い降りた白鳥の化身が命をまっとうし羽ばたいていく時までを ドラマチックに描き出す。

「WONDER WATER」

日時:5/5(土), 5/6(日)いずれも13:00~

パフォーマー:ホワイトアスパラガス ( 谷口界、ハチロウ )

美しい海の中を表現したダンスパフォーマンス。サーカスや大道芸、ダンスで活躍 するホワイトアスパラガスが、魚やクラゲ、イソギンチャク、海藻などのカラフル な衣装に身を包み、アクロバティックな身体表現とジャグリングで、幻想的な水中 の世界を生き生きと描き出す。川瀬浩介の音楽が、その世界をより鮮やかに彩る。奥能登国際芸術祭( 2017 )初演。

「HUMANOID LADY 市原湖畔美術館ver.」

日時:5/5(土), 5/6(日), 6/2(土), 6/3(日)いずれも15:00~

パフォーマー:引間文佳

様々なキャラクターのためにつくられた衣装を、新体操出身の柔軟な身体を持ったダンサーの引間文佳が、次から次へと身に纏い踊ることで新たな息を吹きこむ。白いドレスは白鳥へ、神話の登場人物を表現した衣装は水中生物へと、変容 していく。

料金:一律 1,200 円 (1公演/ 展覧会観覧料は別途) * 膝の上で鑑賞できる未就学児は無料チケットの販売は3/1(木)~を予定しています。 音楽:川瀬浩介

* 本公演は、展示室内を会場とするため、 公演中は、一部の展示室の入場ができません。

奥能登国際芸術祭「HUMANOID LADY スズズカver.」(参考)

主な展示作品

 

60(rokujuu) ひびのこづえ展

会期 2018年4月6日[金]–2018年6月24日[日]

開館時間 平日 10:00–17:00 土曜・祝前日 9:30 〜 19:00 日曜・祝日 9:30 〜 18:00 最終入館は閉館時間 30 分前まで

休館日 月曜日(祝日の場合、翌日)

料金 一般:800 円( 700 円)、65 歳以上の方・大高生 600 円( 500 円)、中学生以下・ 障害者手帳をお持ちの方とその付添者( 1 名)は無料。()内は 20 名以上の団体料金。

主催 市原湖畔美術館[指定管理者:(株)アートフロントギャラリー]

協力 KAATキッズプログラム「不思議の国のアリス」/KAAT 神奈川芸術劇場 ダンス「サーカス」/新国立劇場

株式会社 ほぼ日

ひびのこづえ

静岡県生まれ 東京芸術大学美術学部デザイン科卒業。

コスチューム・アーティストとして広 告、演劇 、ダンス 、バレエ 、映画、テレビなどその発表の場は、 多岐にわたる。

NHK Eテレ「にほんごであそぼ」のセット衣装を担当中。

中村勘三郎主演の歌舞伎「コクーン歌舞伎・三人吉三」「野田版研ぎ辰の討たれ」、現代劇 の野田秀樹作・演出の「足跡姫」など多数の舞台衣装を担当。

「ちいさな生きもの研究所」ワークショップを毎月、渋谷LOFT 6階で開催中。

2018年はダンス「サーカス」(5月、 新国立劇場)、ダンス「不思議の国のアリス」(7月、KAAT )にて衣装を担当するほか、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2018( 7/29-9/17 )に参加。

4月8日(日)には、展示会場にてアーティストトークも開催いたします。

写真:安彦幸枝

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