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悪夢

先日、キューライスさんの「失われた朝食 / The Lost Breakfast」というアニメーション作品を観ていました。

とても大好きな作品なのですが、最後のなんとも言えない焦燥感にふと「何かに似ている」と感じました。


次に観た 同じくキューライスさん作のアニメーション「鴨が好き / I like ducks」のコメント欄の1件の書き込みを見て思い出しました。



「風邪をひいた時に見る夢じゃん」



全くその通りでした。


僕は幼少期に熱を出した時に見る「悪夢」がありました。

「失われた朝食」のなんとも言えない焦燥感は、幼少期に見た夢で感じていた感覚に似ていたんです。



その「悪夢」は中々言葉では表しにくいもので、「大きな直方体や小さな直方体が交互に出てくる」ような映像です。いくつかの場面があったけどどの場面においても「生命」を感じる部分がなく、ただ四角や球体が動いているだけの映像で、とてつもない圧迫感と息苦しさがありました。特に巨大な直方体が動いている場面が苦しかったのをハッキリと覚えています。

そして、前の夢の続きではなく、同じ夢を何度も見るんです。

この悪夢を見なくなって数年経ちますが未だに忘れられません。



「風邪をひいた時に見る夢」だという人がほかに居たと言うことに驚きました。

Googleで検索すると面白い記事がありました。


それは風邪のときに見る悪夢は「不思議の国のアリス症候群」の原因である可能性があるという内容。


○この症候群を自分が知ったのは風邪を引いたときに必ずといってもいいほど見る「夢」でした。
   風邪を引くと昔から悪夢を見ます。
   それも霊や怖い夢ではなく、奇妙な夢。それが逆に恐怖を駆り立てます。
   インフルエンザになったときに調べてみたところ、この症候群の症状の一種ということが判明しました。
   他の人の報告も多数あり、その中に自分の悪夢の症状も含まれていました。
   「極細と極太が交互にやってくる感覚」
   「遠近感覚がぼやけてものの大きさが曖昧になる感覚」
   「有限な大きさのブロックの集合体」
   「白黒」
   「自分を包み込む空間の筒」
   「針とタイヤ」 
   主にこのような夢が報告されています。
   どれも奇妙で不思議な恐怖感が沸いてきて安眠できないことさえあります。

驚いたのは、僕が見ていた悪夢と酷似した内容が挙げられていた事です。

「極細と極太が交互にやってくる感覚」

「ブロックの集合体」

「白黒」

これらがおそらく当てはまります。



面白くないですか?

昔は怖くてしんどかった夢ですが、見なくなった今では不思議で面白い話だと思ってしまいます。


なので、その「悪夢」をモチーフに絵を描きました。





(かなり美化しているとは思いますが…)

暫くはこの絵を枕元に飾ってもう一度あの夢を見れないかと少し期待しながら眠ろうと思います。



少し話が変わってしまいますが、僕が愛してやまないヨギーより、寝付けない夜に聴くナンバーを3つ紹介して終わりにします。


良ければ貴方の長い夜に。


Yogee New Waves - Boys & Girls (Lovely Telephone Remix)


Yogee New Waves - Lemon Tea


Yogee New Waves - Summer of Love (Sinking time ver.)



冒頭に紹介したキューライスさんのアニメーション作品のリンクも貼っておきます。

どちらも素晴らしいです。


失われた朝食

https://youtu.be/rtcH5k2-fLM


鴨が好き

https://youtu.be/48-RA4BNXVc






山内正彦

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